ギルフォードの犯罪 F.W.クロフツ 警察小説だね
F.W.クロフツのフレンチ警部シリーズ、『ギルフォードの犯罪』読みました。
おもしろくて、一気に読みました。
使われているトリックは、実現性が低いものだと思う。
が、試行錯誤しながら、何度も犯人を考え直し、最後に真実に突き当たるフレンチが、とても、良い。
主席警部になり、自分の地位に見あった働きをできているか、気にしながら捜査を進めているところも、人間的。
保身に走って、ひとりよがりな捜査に陥らないのも、フレンチの良いところです。
あまり細かい人物描写はないですが、その分、スピーディに読める。
イギリス・ミステリーは、階級や職業によって、はっきりした人物像が描けるので、その分、その他の国の海外ミステリーより、日本人には理解しやすいかも。
これを読んで、警察小説の原点は、クロフツのフレンチ警部ものではないか
と思いました。マクベインなんかも、影響を受けていたりして・・。複数の警官が協力しあうところなんか。
日本の、警官が主役のトラベルミステリーは、以前から言われてますが、クロフツの影響大です。読んでいて、鬼貫、十津川、今西刑事(砂の器)の顔が、チラつきました。


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